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Vercel ObservabilityにAIトラフィック分析:クロールと人のアクセスを分けて見よう
VercelでAIボットの取得先、ユーザー依頼による取得、Markdown要求、エラーを確認可能に。PVや検索順位と混同しない読み方を整理。

Vercelは2026年10月27日、ObservabilityでAIトラフィックの分析を使えるようにしたと発表した。AIボットがどのページへアクセスし、どこでエラーになっているかを、運用の指標として確認できる。
AIから取得される回数は、人が読んだ回数とは違う。アクセスの意味を分けて見るための更新として捉えると、サイト改善へつなげやすいよ。
どんなデータを見られる?
公式発表では、次の項目が案内されている。
| 項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 認証済みAIボットごとのリクエスト | どのボットがどれだけ取得したか |
| よくクロールされたページ | 索引作成や学習などのために取得されたURL |
| Assistant retrievals | 利用者の操作や検索の依頼に応じてAIが取得したページ |
| Markdown requests | AIボットがMarkdown形式で要求したページ |
| エラー | AIボットのアクセスがエラーになったページ |
一覧の入口はVercelダッシュボードのObservability > AI Traffic。公式資料は、クロールするAIと、利用者の依頼を受けてページを取得するアシスタントを分けて説明している。
リクエスト数を、PVや引用数へ置き換えない
ボットの取得が増えても、人の訪問や問い合わせが同じ数だけ増えたとはいえない。また、アシスタントが取得したことから、最終的な回答で引用されたことまで確認できるわけではないよ。
例えば、架空の1日でAIの取得が100回、人が読む解析のPVが20回だったとしても、合計120人が読んだとは計算しない。指標の対象・数え方・期間が異なるため、それぞれのデータとして見る必要がある。
AIへの見え方を調べる指標と、Search Consoleの表示・クリック、アクセス解析の利用者やセッションも分けよう。クロールの増加だけを検索順位の改善や売上効果として報告しないことが大切だね。
最初に見るなら、取得先とエラーの組合せ
以下は編集部の確認案だよ。
- 同じ期間で、クロール側と利用者依頼側の取得先を見る。
- よく取得されるURLと、エラーが増えているURLを照合する。
- リダイレクト、存在しないURL、意図したアクセス制限かを確かめる。
- 必要な公開情報の本文やHTTP応答が、期待どおり返るかを別に確認する。
- 人の閲覧・検索流入の推移は、別の計測として並べる。
すべてのエラーを消すことが目的ではない。非公開ページへの拒否など、意図した応答まで200へ変えないようにしたいね。
CLIによる取得には契約条件がある
発表ではVercel CLIのmetricsからも照会できると案内されている。ただし、CLIでの照会はObservability Plusが必要。画面で項目が見えることと、CLIの利用権限を同じ条件だと決めつけないようにしよう。
既存の管理者が、対象プロジェクト・期間・ボット名を絞って確認すると整理しやすい。この記事のために有料プランへ変更したり、実アカウントのデータを取得したりはしていないよ。
ボット側の振る舞いを考えるにはCloudflareの認証済みボット評価、制限の応答には429とRetry-Afterも参考になるよ。

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