解説
一緒に増えたら原因なの?AIの説明で相関と因果を分けて読もう
広告費を増やした月に売上も増えた。AIが「広告の効果です」と説明しても、その表だけで原因まで確かめられるのかな。

広告費を増やした月に売上も増えた。AIが「広告の効果です」と説明しても、その表だけで原因まで確かめられるのかな。
この記事では相関と因果の違いを知る。相関は、一方の変化ともう一方の変化に関係が見られること。因果は、一方がもう一方の変化を引き起こす関係だよ。架空の数字を使い、実際の事業判断は行わない。
同じ表から見えること
| 月 | 広告費(万円) | 売上(万円) |
|---|---|---|
| 1月 | 10 | 100 |
| 2月 | 20 | 200 |
| 3月 | 30 | 300 |
この例では二つが一緒に増えている。でも、季節の需要、価格変更、既存顧客の購入など、別の要因は表にない。売上が増える見込みだから広告費を増やした、という順序の可能性もあるよ。
数字がきれいに並んでいても、それだけで原因の向きが分かるわけではない。オーストラリア統計局の解説でも、相関だけでは因果を確定できないことを説明している。
第三の要因を考える
たとえば暑い時期に、冷たい飲み物の売上と冷房の利用が増えることがある。この場合、片方だけがもう片方の原因とは限らず、気温という別の要因が関係するかもしれない。
例を出して別の可能性を考えることと、それが実際の原因だと確認することも別だよ。候補を思い付いたら、追加でどの情報が必要かを決めよう。
AIへ説明を頼むとき
「この表から直接言えること、原因として考えられる仮説、確認に必要な情報を分けてください。相関だけで因果を断定しないでください」と依頼できる。
期待する出力は、観察された増加と、まだ確かめていない理由の区別。説得力のある物語を作ることが、分析の正しさとは限らないんだ。
読み直す四つの問い
- 原因とされる出来事は、結果より先に起きたか。
- 同時に変わった条件はないか。
- 比較できる対象や期間はあるか。
- その比較でも、偏りや測れない要因が残らないか。
これだけで因果を証明できるわけではない。原因を確かめるには、目的に合う調査・実験の設計や専門的な検討が必要になるよ。

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