解説
UNIQUEの「重複なし」は一つにまとめること?一度だけ現れる行との違いを知ろう
SheetsのUNIQUEで、通常の一意な一覧とexactly_once=TRUEの結果を比較。二列を一組にした行の一致と、末尾空白への確認も整理。

重複した商品名を一つにまとめたいのに、UNIQUEの設定を変えたら商品そのものが消えた。第三引数の「重複なし」は、単に一つだけ残すという意味ではないよ。
このページは、Googleスプレッドシートの数式を入力できる人向け。通常の一意な一覧と、一度だけ現れる行の抽出を、架空の商品表で比べよう。元の業務データではなく、空の練習シートを使ってね。
二列を一組にした小さな表
A1に色、B1にサイズと入力し、A2:B5を次の表にする。
| 行 | 色 | サイズ |
|---|---|---|
| 2 | 赤 | S |
| 3 | 赤 | M |
| 4 | 赤 | S |
| 5 | 青 | S |
赤だけを見ると三回現れるが、「赤・S」という行は二回、「赤・M」と「青・S」という行は一回ずつ現れる。何列を比較対象にするかで、重複の意味が変わるんだ。
通常は同じ行を一つにまとめる
入力範囲と重ならないD2に次の数式を入れる。結果が広がるD:Eの下側は空けておこう。
=UNIQUE(A2:B5)
結果は、赤・S、赤・M、青・Sの3行になる。通常は行を比べ、同じ行を一つにまとめて、元範囲で先に出た順に返すよ。赤・Sが二回あっても、その組を一覧から全部除くわけではない。
第三引数TRUEは、一度しか現れない行だけ
=UNIQUE(A2:B5, FALSE, TRUE)
二つ目のFALSEは列単位ではなく行単位の比較、三つ目のTRUEはexactly_once、つまり一度だけ現れるものに限る条件だよ。この表では赤・Mと青・Sの2行になる。
赤・Sは二回あるので、代表一行も残らない。「重複を一つにする」目的なら、第三引数をTRUEへ変える必要はないんだ。
一列だけにすると、比べる単位が変わる
=UNIQUE(A2:A5)
=UNIQUE(A2:A5, FALSE, TRUE)
前者は赤・青、後者は青だけになる。複数列の行全体を同じとみなすのか、ID列だけを同じとみなすのかを先に決めよう。
複数の行をまとめて金額を合計する処理でもない。商品一覧を作ることと、売上を集計することは分けて考えたいね。
残る重複と、意図しない除外を点検する
同じに見える行が残るときは、末尾のスペースや、数値の形式の違いなどを確認する。公式ヘルプも、隠れた文字や数値の形式を確認するよう案内しているよ。
ただし、原本を一括で書き換える前に、コピーで原因を確かめよう。品番や名前を勝手に正規化すると、別の値を同一視する場合がある。最初に対象範囲と比較の単位を確認し、次に値の違いを見る順番がおすすめだよ。
練習を戻すなら、数式を入れた出力側のセルだけを消し、元のA:Bは残せる。実データでは出力先と原本の範囲をよく区別してね。
編集部では2026年10月29日にGoogle公式の引数と出力順を確認し、この架空表の行集合・件数を独立のスクリプトで照合した。Sheetsの実アカウントでの画面操作は行っていないよ。FILTERの複数条件、IDで決める重複も参考になるね。

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