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解説

z-indexを999にしても手前へ出ない?親の重なりのまとまりを確かめよう

子のz-indexと親の重なり順を、二枚のカードで比較。大きな数だけでは越えられないスタッキングコンテキストを作例で確認。

z-indexを999にしても手前へ出ない?親の重なりのまとまりを確かめよう
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この記事の道しるべ 3項目

ポップアップのz-indexを大きくしたのに、隣のカードの後ろへ隠れる。そんなときは、その要素だけでなく親の重なりを見てみよう。

今回はposition:relativeを持つ二つの親と、その中のバッジを使うよ。CSSのpositionの基本を知っている人向けに、「どの集まりの中で順番を比べるか」をブラウザで確かめる。

子の数字だけで全体の順番は決まらない

重なりをひとまとまりとして扱う仕組みを、スタッキングコンテキストと呼ぶ。子の重なりを内部で決めたあと、そのまとまり自身が外側の順番へ参加するんだ。

作例では、AとBの親を同じ階層に置き、どちらもrelativeにする。

.parent-a { position: relative; z-index: 1; }
.parent-b { position: relative; z-index: 2; }
.badge { position: absolute; z-index: 999; }

Aの中のバッジに999を付けても、その999をBの2と直接比較するわけではない。この条件では、外側でAの1とBの2を比較するので、重なる部分ではBが手前に来るよ。

親の順番を変えてみる

ページ内作例の「Aの親を3にする」をオンにする。Aの親のz-indexだけが1から3へ変わり、バッジは999のまま。それでも、Bと重なった部分でバッジが手前に見えるようになる。

  1. 初期状態で、紫のバッジと黄色いBが重なる場所を見る。
  2. スイッチをオンにして、重なった場所の表示を比べる。
  3. 「重なり地点の手前」の表示がBからバッジへ変わることを確かめる。
  4. 「最初から試す」でAの親を1へ戻す。

作例の判定は、画面上の重なり地点にある要素を調べている。単に設定値を文字で並べているわけではないよ。

実際の画面では祖先をたどる

調べるときは、対象の要素から親・その親へ順にたどり、重なりのまとまりを作る指定がないかを見る。relativeやabsoluteにauto以外のz-indexを組み合わせることは、その一例だよ。

transformがnone以外、opacityが1未満、isolation:isolateなども作成条件に含まれる。FlexやGridの項目にも条件があるため、「positionがなければ絶対に関係しない」とは決めつけないでね。公式資料の作成条件と、開発者ツールの計算済みスタイルを照らし合わせよう。

画面から切れている場合は、重なり順だけでなく祖先のoverflowによる切り取りも確認する。z-indexを増やしても、別の原因の切り取りは解消しないことがある。

編集部では2026年10月29日にMDNの条件を確認し、作例の重なり地点で手前になる要素と、リセット後の状態をブラウザで検証した。通常の要素同士の例で、ダイアログなどのトップレイヤーとの優先順位を再現するものではないよ。absoluteの配置基準、overflowの違いも合わせて確認しよう。

動かしてみよう:親の重なり / z-index

設定を切り替え、実際の表示と結果を比べよう。「最初から試す」で初期状態へ戻せるよ。

参考・出典

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