解説
条件を増やしたら合計が違う?GoogleスプレッドシートのSUMIFとSUMIFS
1条件のSUMIFと、複数条件をすべて満たすSUMIFS。合計範囲の引数位置の違いと、AND条件を架空の4行で確認する。

東京の分だけ金額を足したい。さらに「確定した分だけ」にしたい。GoogleスプレッドシートのSUMIFとSUMIFSなら条件付きの合計を作れるけれど、引数の順番が同じではないことに注意しよう。
今回は新しい練習シートに架空の4行を入力する。実際の売上や個人情報を使う必要はない。通常のセル範囲での式を扱い、BigQuery向けの構文とは分けて読むよ。
条件と足す列を分けて用意する
1行目へ、A列に地域、B列に状態、C列に金額という見出しを書く。次の表の値を2行目から5行目へ入れよう。
| 行 | A列:地域 | B列:状態 | C列:金額 |
|---|---|---|---|
| 2 | 東京 | 確定 | 100 |
| 3 | 東京 | 見込 | 200 |
| 4 | 大阪 | 確定 | 300 |
| 5 | 東京 | 確定 | 400 |
金額は数値として入力する。今回は地域と状態に余分な空白を付けず、条件の種類と範囲の対応だけを確かめるよ。
一つの条件ならSUMIF
=SUMIF(A2:A5,"東京",C2:C5)
最初は条件を調べる範囲、次に条件、最後が合計する範囲。東京の2・3・5行目にある100、200、400を足すので、期待する答えは700。
文字列の条件は二重引用符で囲む。今回は単純な一致条件であり、ワイルドカードなどのパターンを使う例ではないよ。
複数の条件をすべて満たすならSUMIFS
=SUMIFS(C2:C5,A2:A5,"東京",B2:B5,"確定")
SUMIFSでは、先頭が合計範囲。その後に、条件範囲と条件の組を並べる。SUMIFと同じ順番で書かないことが大切だね。
この式は、東京であり、かつ確定でもある2・5行目を足す。100+400で500になる。東京か確定のどちらか、というOR条件ではないよ。
条件を増やす前後の内訳を見る
| 式の目的 | 対象の行 | 期待する合計 |
|---|---|---|
| 東京 | 2・3・5行目 | 700 |
| 東京かつ確定 | 2・5行目 | 500 |
合計だけを見て合っているように感じても、違う行を足して偶然同じ数字になることがある。条件に合う行を先に指で確認すると、範囲や条件の間違いを探しやすい。
今回はすべて2〜5行目を指定している。合計する列と条件の列が、同じレコードの行へ対応しているかも確認しよう。見出しや別の集計行を混ぜると、意図した範囲と変わってしまう。
結果が違うときの戻し方
まず700になる一条件の式へ戻り、東京の行を確認する。それが合ってから、SUMIFSの先頭が金額の範囲か、状態の列がB2:B5かを一つずつ見る。文字の前後の空白や、金額が文字列になっていないかも確かめよう。
編集部ではGoogleの公式構文と、4行の条件を独立した確認プログラムで照合し、700と500、対象行の組を検証した。Googleの実アカウントで入力操作を行った記録ではないよ。
件数を数えたい場合はCOUNT・COUNTA・COUNTBLANK、式をコピーして使う場合は相対参照と絶対参照も参考にしよう。

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