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解説

AIに翻訳を頼む前に、変えてはいけない名前・数字・否定を決めよう

自然な日本語でも、条件が変わっていたら困るよね。架空の短文で用語表と禁止事項を作り、翻訳を元の条件へ照合する練習をしよう。

AIに翻訳を頼む前に、変えてはいけない名前・数字・否定を決めよう

AIに翻訳してもらった文章は読みやすい。でも、プロジェクト名や数、禁止の意味まで変わっていたら、そのまま使えないよね。今回は、翻訳を頼む前に、残したい条件を短く整理してみよう。

目標は、翻訳文を読むとき、何を元文と照合するか決められること。架空の短文を使うので、顧客文書や個人情報は不要。実際に試す場合の利用条件や費用は、使うAIサービスで確認してね。

翻訳の目的と、変えない条件を分ける

練習用の原文は次の一文。

Do not delete project Orbit. Archive 2 files by 17:00 UTC.

ここで残したい条件は、Orbitという名前、削除しないこと、ファイル数2、期限の17:00 UTC。読みやすさの調整で、条件を付け足したり取り除いたりしないようにする。

「自然な日本語にして」だけでなく、対象の読者や、固有名詞をどう表記するかを伝えると、確認する方針をそろえやすい。OpenAIの指示設計の資料も、必要な情報や明確な指示を与える考え方を説明している。ただし、指示を足すだけで翻訳が必ず正しくなるわけではないよ。

小さな用語表を用意する

元の表記 この練習での方針
Orbit 名前を変更しない
delete 削除する。原文では禁止されている
archive アーカイブする。削除と同じ操作にしない
17:00 UTC 地域の時刻へ勝手に換算しない

実際の文書では、組織で使う正式な用語があればそれを優先する。意味が確定できない言葉は、AIに都合よく選ばせず、担当者へ確認する項目にしよう。

依頼文へ、確認したい点を添える

次の原文を、作業担当者向けの簡潔な日本語に訳してください。
Orbitは固有名詞としてそのまま残してください。
削除の禁止、ファイル数2、期限17:00 UTCを変更しないでください。
元文にない理由や操作手順は追加しないでください。
意味を確定できない箇所は、訳文と別に確認事項として示してください。

この指示は編集部の練習例で、モデルの実行結果ではない。元文と比較するための日本語例は「Orbitプロジェクトを削除しないでください。17:00 UTCまでに2つのファイルをアーカイブしてください」。原文にない年や日付、アーカイブの保存先は足していないよ。

訳文は、条件ごとに戻って見る

  1. 名前の綴りが変わっていないかを確認する。
  2. 「しない」が落ちて、逆の操作になっていないかを見る。
  3. 数、単位、期限が同じかを照合する。
  4. 原文にない説明が混ざっていないかを調べる。
  5. 読者が分からない表現を、意味を変えずに整える。

逆向きに再翻訳する方法も確認の手掛かりにはなるけれど、同じ誤りが戻ったり、元の誤りが見えにくくなったりする可能性がある。再翻訳が似ていることだけを正解の証明にしないでね。

重要な契約や判断に関わる文書では、必要な専門知識を持つ人の確認も含めて進めよう。入力してよい情報の選び方はAIへ渡す情報を絞る記事、推測を混ぜない確認は事実と推測を分ける記事が参考になるよ。

参考・出典

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